東南アジア四次元日記
宮田珠己(著) 旅行人 ¥1365(税込)
日本全国の“おかしなモノ”好きなみなさまこんばんわ。
寒い寒い2月の夜、いかがお過ごしですか?
のっけからいきなりテンションおかしくてごめんなさいね。
最近「自分が人様のご本を人様にオススメする」ことに
ちょこっとだけ違和感を感じ始めている店主AKANEです☆
(緊張するとヘンなテンションになっちまいます)
さてさて今日ご紹介する本はタマキングの本です!
え?誰それ?伏せ字にしなくてイイの?と思った貴女はするどい!
現在日本で大ブームを巻き起こしている「巨大仏マニア」の元祖
宮田珠己さんの「東南アジア四次元日記」の登場です!!
・・・ごめんなさい。
始めにお断りしますがこれを書いてる今も笑いが止まりません。
試しに貴方もこの本を手に取ってみてください。
この本は
◇表紙から笑わされます。
◇まえがきでヤラれます。
◇一冊読むとやつれます。
◇突如旅に出たくなっても知らないよ。
「会社をやめて旅に出た」人やその人の本は
掃いて捨てるほど世の中に出回っていることでしょう。
「観光地には行かない旅」をする人もたくさんいるでしょう。
「旅先で日本語を教えるハメになった」人もまぁいるでしょう。
でもこの人には敵わないと思います。
だってそもそもおかしなアンテナが立っているのだから!
小気味いいテンポの語り口でサクサクと読み進めていくとガクッと
落とされます。脱力系の罠がそこかしこに張ってあるのです。
この人の文章はラップ(音楽の)みたいだなぁと思う。
勢いに飲まれて読んでると足元すくわれます。
さてさてタマキングのアンテナとはなんなのか。
目次を読んでみましょう。
1 笑う庭 香港
2 ココナツ教団ロケットの謎 ミトー
3 顔の林 アンコール遺跡
4 不思議盆栽調べ ハノイ
5 変な寺だけ見て帰った男 ノンカイ、ビエンチャン
6 ラオスの山里で不本意だった ナンバク
7 精霊無法地帯 マウントポッパ
8 迷子マイラブ パガン、ピンダヤ
9 仏像あふれる素敵な町 モニワ
10 オカマ網、大突破 タウンビョン
11 築山をうろついて マンダレー、ヤンゴン
12 地獄の沙汰も遊園地 バンコク
なんなんでしょうこの危うさ。
ってかココナツ教団ってなに?
ふふふふふ。
私は日頃から人間の持つ「アンテナ」にとても
面白さを感じています。言い換えれば興味の方向。
例えばなにげなく入った本屋さんでも
その時々のアンテナによって見る場所や
目に入る本が違いますよね?(私だけ?じゃないですよね?)
日本には古来からの良い言葉があります。
「類は友をよぶ」
“おかしなモノ好き”な人には“おかしなモノ好き”な
アンテナが立っていてそこから発せられる“電波”は
結果的に“おかしなモノ好き”な人が喜ぶモノと人を集める。
さぁみなさん、怖がらないで貴方もアンテナを立てるのです。
それはきっと笑顔の生まれるアンテナなのですから・・・
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AKANE