美女と野球
リリー・フランキー(著) 河出書房新社 ¥1365(税込)
リリーさんのことが気になりはじめたのはいつだろう。
テレビで拝見した時スケベそうでいいなぁと思った。
そう、唐突にへんな話しでごめんなさい。
私はスケベそうな人がけっこう好きなんです。
・・・暴露?
新宿LOFTプラスワンの店内にも
正面に大きく鮮やかなリリーさんの壁画があります。
ロフトプラスワン
リリーさんのことは気になっていたけど
彼の本を読んだのは初めて。
周囲の人から「リリーさんいいよぉ」とか
「リリーさんのラジオが面白いよ」とか
聞いてる内にいつしか彼は超売れっ子になってしまった。
そういうタイミングのズレみたいなのがあると
意地を張ってしまうのがいつもの私なんだけど
(例えば話題になりすぎたからあの映画は見ません、とか)
今回はBO○KOFFの¥100コーナーに負けました。
「美女と野球」
タイトルだけでもあっさり笑わせてくれたこの本。
実はリリーさんの処女作になる筈だったとあとがきに書いてある。
(実際は三冊目の本になったそうです。)
1993年頃からの雑誌の掲載をまとめた本。
本の中からいくつかのタイトルを抜粋します。
◇シンクロ鬼コーチ
◇普通のSEXアカデミー賞
◇ゴムとエイズとベトナム美人
◇チリ紙の女
◇性的に未熟な人間
◇SEXなんてなければいいのに
◇なめ猫の免許証
◇オカンがガンになった
◇日常の中の非日常
◇コントの国の人
この中に1つでもピンときた人は読むべきです。
読み終えた感想は「あぁ私の直感は間違っていなかった」です。
あの独特の個性を放つ絵の持ち主、リリーフランキーという人を
ほんの少しだけ覗き見ることができます。
比喩の上手な大人、私の憧れです。
AKANE