ダーリンは外国人 | TOTAN オススメ本

ダーリンは外国人

            ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。

小栗左多里(著) メディアファクトリー ¥924(税込)

「外国人の彼が欲しい~!」「外国人と結婚したぁ~い!」
そんな人にまずはこれを読め!とオススメしたいのがこの本です。

店主の手元には今この本がありません。
オススメしまくった結果誰に貸したかわからなくなりました。
私から借りたという覚えがある人は早めに返却お願いしまーす。
(今後本の貸し出しはしない方向にしましたので!忘れるんだもん)

続編の「ダーリンは外国人2」と英語に対しての本
「英語ができない私をせめないで」が出版されています。
ですが1という勢いもあってかこの本が1番評判もいいみたい。

それは私もとても同感です。
本というのは不思議で初めて手に取って読んだ時のインパクトが
読者に強く残ってしまう時がありますよね。(読み手側の問題も多い)

この本の場合は決して2が面白くない訳ではなくて
やはり印象が強すぎた結果なのかなぁと思っています。

私が書店で見たのはかなり前です。
オレンジ色のシンプルな装丁とタイトルに惹かれました。

語学オタクと呼ばれるNGO主催のトニーさんと
日本人で漫画家の左多里さんの日常を描いた本です。

この本のオススメしたい所は「とにかく笑える!」ところ。

トニーさん=全ての外国人夫 という図式は
あてはまらないのはわかっているけど
トニーさんが面白い人なのと会話のキャッチボール先の
左多里さんという受け手の面白さの2つが
“国際結婚”だけではなく“結婚”の楽しさを
充分に伝えていると思います。
(店主も一瞬“結婚”したくなりました)

所々にトニーさんのレポート(コメントというか意見)も
書いてありそれも興味深くてとてもおもしろいです。

「ダーリン☆」「なんだいハニー♪」

そんな甘い関係はないです!と書いてるけど
まるでコントのような二人の関係は読む人を笑顔にします。

勿論楽しい事ばかりではなくて
“結婚”や“生活”にまつわるたくさんの苦労話や
“価値観の違い”(←これは国の違いというか個人の違い)
日本という国への疑問など切実な問題もたくさん。

とまどいながらもお互いの違いを楽しんでいる二人。
そんな二人の生活を他人ながら愛しく思ってしまう
この本は笑顔の生まれる不思議な本だと思います。

かなりオススメ。読むべし。

AKANE