お湯のグランプリ | TOTAN オススメ本

お湯のグランプリ

            お湯のグランプリ―誰も書けなかった入浴剤文化論

●「お湯のグランプリ」-誰も書けなかった入浴剤文化論-●
パラダイス山元(著) 角川文庫 ¥700(税込)

今夜も冷え込んでいますね。
みなさんお風呂タイムを満喫してますか?

今日ご紹介するのは「マンボ」「マン盆栽」でお馴染みの
ミュージシャン兼グリーンランド国際サンタクロース協会から
正式に認定されているアジアで唯一のサンタクロースでもある
自称「風呂ーリスト」のパラダイス山元さんのご本です。

NHKの「たこやきなんぼマンボ」も彼の歌だったのね。
(この本を買ったのは3年くらい前なので・・・)

この間、店主はお休みを頂いて日光に遊びに行きました。
青梅は寒いと思ってたけど栃木はもっと寒かった・・・
雪の露天風呂はもうほんとうに最高でした。(しかも貸切状態)

青梅は宿場町でしたので足を伸ばせば温泉街もあります。
市内にはかんぽの宿もあるし奥多摩には温泉も鉱泉もあります。
青梅の隣町「入間市」や車でちょこっと行った
私の出身地「昭島市」にもスーパー銭湯があります。

家はユニットバスなので大きなお風呂は日常的な「憧れ」です。
だけど家のお風呂でしかできないことがあります。それは

◇入浴剤を使う事

そして

◇入浴後に素っ裸でフラフラすること

これらは店主にとってかなり重要です。
今日はそんな「家では裸族」なみなさまに「内湯」ならぬ
「家湯」を満喫して頂こうと思います。

この本は彼の趣味嗜好の範囲で書かれたものなので
まえがきにもそのことが注意されています。
6段階に分かれた格付評価は以下の通り。
(☆は本文では温泉マーク。★はイヤそうな顔マーク。)

☆☆☆☆☆-----毎日でも入りたい
☆☆☆☆-------超超超超イイ感じ
☆☆☆---------お金を出してまで入る価値がある
☆☆-----------誰かからお歳暮で貰ったんだったら許せる
☆-------------白湯に入るくらいなら入れてみてもいいかも
★-------------これに入るくらいならまだ白湯の方がマシ
        orこれなら今日はお風呂に入らない

かなり厳しい格付です。
そしてこれぞ風呂ーリスト!と思った言葉がコレ。

『なぜあまりオススメできない★の入浴剤を取り上げたかというと、
なかなか内容が想像できない商品であるだけに、
いつまでたっても気に入ったものにめぐり会えずに無駄な出費を
読者の皆さんに強いらせてはイケナイという思いからです。
~中略~
メーカーの開発担当者に対する率直な意見もここでは述べさせて
いただいてます。中には耳の痛い苦言もありますが、お客様相談室に
電話して個人的にお願いするよりもこうした考えをこの場で述べさせて
いただく方が、いい意味で刺激になると思い、そうしました。
連絡先の電話番号すら表示のない商品にはここ以外でいったいどこで
言えばいいというのでしょう。』

そうなんです。
私もかなりの自称入浴剤マニアですが失敗は多いです。
なんとなく「コレはだめそう」という勘は身につきましたが
使ってみるまでやっぱりわからないのが入浴剤です。
(肌に合う合わないもあるし、好みの部分がかなりあるから)

温泉に行くより、スーパー銭湯に行くよりは安いけど
ほとんどが1袋¥100以上だし場合によっては小袋ではなく
ボトルや大袋で購入しなければならないこともあるでしょう。

あぁ、やっぱりパラダイス山元さんは私のサンタクロースだわ。

ちなみに私の個人的ベスト3は
◇ツムラのソフレ フローラル  (四季を問わずオススメ)
◇ヴァンベルあんかけ湯 はっか (夏はコレ!)
◇クナイプ ユーカリ      (これも夏ですね)

みなさまもどうぞ素晴らしいバスタイムを!

みんな!お風呂楽しんでるか~いっ?「家~ィ!」
おあとがよろしいようで。


AKANE