南瓜とマヨネーズ | TOTAN オススメ本

南瓜とマヨネーズ

        ●南瓜とマヨネーズ●
        魚喃キリコ(著) 宝島社 ¥890


ナナナンさん作品の中で私が1番好きなのが
「南瓜とマヨネーズ」だと言うと大抵「あー」と言われる。

それは私の恋がいつも同棲から始まるからなのだろうか?
(なんか今モーレツな一人暴露大会の気分。)

『 あたしは恋人の
  せいちゃんと一緒に
  暮らしてる。
  いろいろ問題も
  あるけど、
  せいちゃんは優しくて
  愛しい存在だ。
  なのにある日、
  あたしは街で偶然
  昔の恋人ハギオに
  出会ってしまったのだ。
  好きで好きで
  しょうがなかった、
  あのハギオに・・・。 』

魚喃さんの代表作と言ったら多分だけど
「Water」か「痛々しいラヴ」なんだと思う。
どっちもせつなくて苦しくて痛快で気持ちいい。

それでも私は「南瓜とマヨネーズ」が好きだ。

女のことを書く漫画家さんは多い。
(この場合の漫画とは少女漫画ではない)
内田春菊さんも岡崎京子さんも桜沢エリカさんも
一条ゆかりさんも槙村さとるさんも矢沢あいさんも
その他たくさんの好きな作家(漫画家)さんが私にはいる。

汚くて苦しくてせつなくてどうしようもなくリアル。

ここまで書いてて気づいたけど、私が好きな作家さんは
ちゃんと「セックス」が描ける人たちばかりだ。

明日はひな祭り。
全ての女の子に私から捧げます。
勿論かつて“女の子”だった人にも。

AKANE