理想のインテリアと雑貨 | TOTAN オススメ本

理想のインテリアと雑貨

            理想のインテリアと雑貨

         ●理想のインテリアと雑貨●
         吉沢深雪(著) 講談社 ¥1470

多分ですがこのBLOGを訪れて下さってる方の多くは
「本好き」もしくは「雑貨好き」なのだと思います。
(一応ここは“本業雑貨屋が本を紹介するBLOG”なので)

私は雑貨屋ですが雑貨大好きです。

他の雑貨屋さんを偵察(ほとんど趣味)に行っては
心の中で「おおお\(◎o◎)/!」と熱く叫びながら
冷静にディスプレイや内装などを見て喜びます。
友達の家に行っても使いにくい部屋をうまく使ってると
そのアイデアや想像力に驚かされるし尊敬します。

そして勿論喜んだり驚いたりするだけじゃなく
できれば自分もその小技を盗みたい・・・

今日ご紹介する本はうちの店のテイストとは違い
どちらかというとアメリカンカントリーや
ナチュラルに近いのではないかと思います。
(白・青・木製の色使いが基本な感じ。)
つまりいわゆる“エスニック”ではないのです。

著者名でピンときた方もいると思いますが彼女は
かなり有名なほんわか系のイラストレーター。
私も実は彼女のポストカードや雑貨を持っています。

エスニックではないけどアイデアと彼女の個性が
満載のこの本は私にとっても大切な一冊です。

「インテリア」関連の本は毎月数え切れない程に
出版されているし、その形態もさまざまです。

読者の家を取材する形から雑貨屋紹介、有名人のお家
インテリアコーディネイターに解決してもらうもの
とにかく「インテリア」に関する書籍は山のようです。

さてそれはどうしてか。
住む家の間取りは色々だし、ましてやそこに住んでる人の
好みや使い勝手は十人十色だから。予算や方向は様々です。

みんながみんな満足する間取りの家に住んでる訳じゃないし
持ち家なら自由も利くけどほとんどが貸家な訳で
居心地よく使い勝手もよく気持ちいい部屋にしたいけど
敷金が返ってこなきゃマズイしそんなにインテリアに
お金をかけられないしな~というのが現状でしょう。

私もそうです。
仕事で雑貨に囲まれてはいてもついつい物が増えてしまうし
あーしたいこーしたいはいっぱいあってもなかなかできません。

他人から見ればくだらない雑貨も自分にとっては宝石。

だけど日常使うものじゃないから残念ながら部屋の片隅や
押入れに入れてあるけどできれば毎日それを見て過ごしたい・・・

できればいつでも綺麗にして人を呼べる空間に
したいけど荷物が多くて収納下手だからなぁ・・・

夜遅く帰ってきてお風呂と睡眠だけの空間だから
せめて休日だけでも心休める部屋にしたいけど・・・

インテリアへの悩みは尽きません。

うちの店にも間接照明や布使いについて
賃貸マンションだけどできる簡単な模様替えについて
色々お話をされるお客様は多いです。

『小さなことから始めて素敵に暮らす部屋作り』

この本には簡単に手作りできる雑貨紹介や
役に立つお掃除術なども紹介されていますが
それだけではなく「イメージすること」が大切だと
書かれているのです。住みたい家、気持ちの良い部屋
自分だけのテーマを持って、インテリア雑貨を探し
理想のものがなかった時には自分で作っちゃう。

そう、自分だけのインテリアを作ろうという発想。

考えたり何かを参考にしたりって楽しいですよね。
そしてちょっと面倒ではあるけれどモノ作りって意外と楽しい。

いつか私も自分好みの家が欲しいなぁと思いつつ
今日も「そろそろ片付けしなきゃ・・・」とか言ってます(笑)

まずは綺麗に整頓するところから始めなきゃなぁ・・・
現実問題はいつもそこからです。

AKANE