ラム・ニャンものがたり。 | TOTAN オススメ本

ラム・ニャンものがたり。

          ラム・ニャンものがたり。

●ラム・ニャンものがたり。●
ホイチョイ・プロダクションズ(著) 小学館 \1323(税込)

 でんしゃ、きのぼり、かいていさんぽ・・・
 しろねこラム・ニャンがごあんない。 
 ゆびでたどっていったりきたり!
 このたのしさ、1かいよんだらすぐわかる。
 なんどだってたのしめる。
 (オビ)

 しろねこ ラム・ニャンは、 あそびの てんさい。
 でんしゃで おでかけ、
 きのぼりあそびに、 たんていごっこ、
 ラム・ニャンに かかれば ますます たのしい。
 さあ、 きょうは なに して あそぼうか。
 (カバー見返し)

出版や映画の分野で、数々の作品を生み出している
ホイチョイ・プロダクションズ。
そのホイチョイさんの、初の絵本です。

ひとつひとつ面白いお話が、全部で5つ入っています。
31ページで5つのお話、短そうだな、と
思われるかもしれませんが、読み応えはたっぷりです!

ぺったんこでぴらぴらの、普通の絵本なのですが、
まるで 仕掛け絵本!?というような
びっくりするような意外性と工夫がたくさんあります。
絵だけで、ここまで楽しめるとは。
こっそりお教えすると、折り返し地点や縦スクロール・・・
おっと、これ以上はいえません。
次のお話は?次のページは?という
絵本の楽しみを存分に味わってほしいです。

こどもは、純粋にラム・ニャンとわくわくできるし、
おとなは、こんな絵本があったんだ、何て面白い発想、と
ホイチョイさんのアイデアにびっくりします。

本文はすべてひらがなで書かれていますが、
小学生になるくらいまでは、
ちょっとひとりで読むのは難しいかもしれません。
でもそのかわり、この本の楽しさがわかったら、
絵を見ているだけでも何度でも楽しめます。

こどもの絵本の本「月刊おひさま」で、
またラム・ニャンを!とあまりに好評だったため、
「しろねこラム・ニャンおたのしみ。」
という2冊目も発売されています。

言葉で説明するよりも、実際手にとって見てほしい。
本屋さんで見かけたら、ぜひ立ち読みしてみてください。
(本屋さんごめんなさい。)

こどもへのプレゼントには最適の一冊!と
強くオススメいたします。

さとこ