ヘタウマな愛 | TOTAN オススメ本

ヘタウマな愛

ヘタウマな愛

●ヘタウマな愛●
蛭子能収(著) KKベストセラーズ ¥1365

ヘタウマ漫画家であり理想のお父さん(?)でもある蛭子さん。
TVで彼を見かける度に私はずっと「良い人なんだろうなぁ」と思ってた。

『悲劇は突然やってくる。知らん顔して近づいてくる。』

2001年8月7日。
最愛の“女房”を亡くしてしまった蛭子さん。

この人はちっとも良い人なんかじゃない。
競艇が大好きで麻雀も大好きで映画監督に憧れて・・・
見たまんまそのまんまの呆れるほどのダメ男ぶりだ。
父親の葬式でみんなが神妙にしてるのが可笑しくて
へらへら笑い出してしまうようなダメ男だ。

だけどなぜかモーレツに泣けてしまった。

好きで好きでしょうがない、超ラブラブ!
決してそんな愛し方ではないけれど
「あぁ、こういう風に愛されたいなぁ」と思った。

友達が昔、映画館のアルバイトをしてた時に
蛭子さん夫婦が映画を観にきたという話を聞いた。

どんな夫婦にもきっとドラマチックな過去があるのだろうと思う。
だけど私は「夫婦」や「結婚生活」に未だ夢を持っている。

いつまでも手を繋いで二人で映画館に足を運びたい。
映画のあとはお茶しながら映画の感想を語り合いたい。

いくつもの恋愛を経験してきた今も
そんなことを夢見る夢子ちゃんな私です。

「ダメ人間」じゃなくて「ダメ男」好きです。

AKANE