TOTAN オススメ本 -2ページ目

ラム・ニャンものがたり。

          ラム・ニャンものがたり。

●ラム・ニャンものがたり。●
ホイチョイ・プロダクションズ(著) 小学館 \1323(税込)

 でんしゃ、きのぼり、かいていさんぽ・・・
 しろねこラム・ニャンがごあんない。 
 ゆびでたどっていったりきたり!
 このたのしさ、1かいよんだらすぐわかる。
 なんどだってたのしめる。
 (オビ)

 しろねこ ラム・ニャンは、 あそびの てんさい。
 でんしゃで おでかけ、
 きのぼりあそびに、 たんていごっこ、
 ラム・ニャンに かかれば ますます たのしい。
 さあ、 きょうは なに して あそぼうか。
 (カバー見返し)

出版や映画の分野で、数々の作品を生み出している
ホイチョイ・プロダクションズ。
そのホイチョイさんの、初の絵本です。

ひとつひとつ面白いお話が、全部で5つ入っています。
31ページで5つのお話、短そうだな、と
思われるかもしれませんが、読み応えはたっぷりです!

ぺったんこでぴらぴらの、普通の絵本なのですが、
まるで 仕掛け絵本!?というような
びっくりするような意外性と工夫がたくさんあります。
絵だけで、ここまで楽しめるとは。
こっそりお教えすると、折り返し地点や縦スクロール・・・
おっと、これ以上はいえません。
次のお話は?次のページは?という
絵本の楽しみを存分に味わってほしいです。

こどもは、純粋にラム・ニャンとわくわくできるし、
おとなは、こんな絵本があったんだ、何て面白い発想、と
ホイチョイさんのアイデアにびっくりします。

本文はすべてひらがなで書かれていますが、
小学生になるくらいまでは、
ちょっとひとりで読むのは難しいかもしれません。
でもそのかわり、この本の楽しさがわかったら、
絵を見ているだけでも何度でも楽しめます。

こどもの絵本の本「月刊おひさま」で、
またラム・ニャンを!とあまりに好評だったため、
「しろねこラム・ニャンおたのしみ。」
という2冊目も発売されています。

言葉で説明するよりも、実際手にとって見てほしい。
本屋さんで見かけたら、ぜひ立ち読みしてみてください。
(本屋さんごめんなさい。)

こどもへのプレゼントには最適の一冊!と
強くオススメいたします。

さとこ

かまわぬだより

          かまわぬだより―江戸時代から伝わる、てぬぐい柄ポストカードブック

●かまわぬだより●
― 江戸時代から伝わるてぬぐい柄ポストカードブック ―
ピエ・ブックス ¥1365

みなさんは「洗う度に少しずつ馴染んでいく」
という言葉を聞いたら何を思い浮かべるだろうか。

「洗う」ものだからきっと陶器などの食器だ、とか
「馴染む」ものだから毛糸などの製品ではないか、とか
まず「馴染むのが心地良いもの=生活に関係するもの」を
考える方が多いことだと思います。調理器具とかもそうかな。

私は雑貨屋店主ですので「洗う度に少しずつ馴染んでいく」
と言うとまず思い浮かべるのは綿製品です。

織物だったり染物だったり編み物だったり。
とにかく使い勝手が良くて心地良くて素肌にも気持ち良い。
身近にあるものを見渡してもやはり綿のものは長持ちするし
何か切っても切れない縁のような関係だと思います。

みなさんも小さい頃に布のおむつしてませんでしたか?
私は学生の頃、日本の芸能(鬼剣舞)でサラシ巻いてました。

そんな訳で今日ご紹介するのは「手ぬぐい」の本です。

店主は今日、地元の公園に梅を見に行って来ました。
それで自分の中で忘れかけてた和の心を
なんとなく思い出してしまったのかもしれません。

実はこの本、数年前に友人Mちゃんから
お誕生日のプレゼントとして頂いたものです。

タイトルにもあるようにPOSTCARDブックになっていて
ミシン目に沿って切り取れるようになっています。

だけど勿体無くて店主は1度も使っていません。
だってどれもこれも本当に素敵なんだもの。

代官山に本店をかまえる「かまわぬ」さんは
今や都内にいくつもの支店をお持ちの会社さんです。

創業は古いのか?と思ったら1990年とのことなので
比較的新しい会社さんのようです。

私の友人にも古くからの「手ぬぐいマニア」がいます。

ここ数年の着物ブームもあって、
現代に生きる若者の「和」への欲求は
少しずつだけど確実に盛り上がってきている気がします。
そんなうちの店は相反するかのようにエスニック雑貨屋ですが。

ところでみなさんは手ぬぐいをお持ちでしょうか?

私は持ってます。
ごく定番の豆絞りのですが。
(これも学生の頃、太鼓の公演に必要で買ったのを持っています)

もともとは名前の通り「手を拭う」為の布でした。
入浴時や被り物などで使う他は贈答品や服飾にも使われていたそう。

江戸時代中期以降、芝居(歌舞伎)がファッションの場でもあった頃
歌舞伎俳優が自分の家紋を入れて作った手ぬぐいを舞台上で使用し
それは庶民たちの憧れの的となったようです。

「すげー!あの下がり藤カッコイイなー!」と
言ってたかどうかは知りませんが(下がり藤は店主の実家の家紋)
明治以降は「タオル」などが多く出回り始め、少しずつ
庶民の生活から姿を消していった「手ぬぐい」は
優れたデザインと使い勝手の良さ、そして何より染織などの
高い技術などを海外からも評価され今の時代にも大切にされている
日本の伝統文化の1つとなっているのです。

「素材も良く長持ちもして洗う度に馴染んでくる」のだとしたら
人間は一生に1枚だけの手ぬぐいでいいのでしょうか。

いえ、それは違います。

だって日本には素晴らしい四季があって
それを感じる「和」の心を持った感性豊かな人たちが多く
何よりも「粋」であることは私たち日本人にとって
今でもめちゃくちゃカッコイイことなのですから。

昔の人の生活を思ってみると
TVもインターネットも無い時代なのに
人々がとても豊かだったのではないかと思います。

そして流行に敏感でもあり
それとは別に「自分が好きなもの」を
とても大切にしていたのではないかと。

月を見ればそこにうさぎを住まわせ
お団子を拵えススキを刈ってお月見とシャレ込む。
狸たちは踊り出し酔っ払った狸に化かされる人も出てくる。

なんともロマンティックな昔の人よ。

この本に出てくる様々な模様の手ぬぐいたちを見ていると
その圧倒的な想像力に驚かされ、そして改めて
人間の面白さを感じることができます。

模様の可愛さ、大胆さ、突飛さ、色づかい、素材感
どれをとってもそこにあるのは「遊び心」なのです。

そりゃあ何枚も持っていたくなりますね。

今の日本は決して「貧しく」は無いのだけれど
「裕福」になりすぎたからこそこの「遊び心」を
どこかに忘れてきてしまったような気がしてなりません。

私は若造なので詳しい事はわからないけど
戦後からの高度成長期にはきっといくつもの
「捨てなくてはならないもの」があったのでしょう。

でもそれと引き換えに捨ててきてしまったのなら
今からでも拾いにいったらいいと思うのです。

・・・なんだか妙な話になってきてますかね??(苦笑)

今日は「エスニック雑貨屋」が
熱く「日本」を語ってしまいました。
だけどたまにはいいですよね。
だって日本もとっても面白いもの。

あ、そうそう。
江戸時代の人も「絵文字」使ってたって知ってますか?

「かまわぬ」 = 「鎌(絵)輪(丸)ぬ(カナ)」
「めでたい」 = 「めで(カナ)鯛(絵)」

などなどなど。

オヤジギャグにも近いですが、これはある意味
現代の「ギャル文字」と通づるものがありますね。

店主はあのギャル文字はあまり好きではないのですが
変化や発想の転換も文化の1つとしてとても面白く思います。

だって生きてるんだから当たり前じゃない。

ちなみにこの本には手ぬぐい文化についてのお話や
その翻訳も一緒に掲載されています。
外国人の方へのプレゼントにも喜ばれそうです。

そして巻末には手ぬぐいの使い方色々も載ってます。
ワインボトルを包んだり頭に巻いたりと本当に多様です。
どんなものも「使い方」って本当にセンス次第ですよね。

春の暖かさに小躍りしたら
貴方も「和」の楽しさを探してみませんか?

AKANE

ニューデリー日本人学校

●ニューデリー日本人学校●
峰 敏朗(著) 三修社 文庫 ¥420(当時の値段です。)

(↑ココをクリックでamazonに飛びますが新品の在庫は無いようです)

今回オススメする本、実はamazonに画像がありません。
それどころか既に絶版になってしまっているのか(未調べ)
ユーズド商品しか出てこないのです・・・残念でなりません。

だけどここ最近読んだ本でもかなり面白かった本なので
ぜひともこのブログで紹介したいと思います。
手に入れたいと思ってくださる方がいたら
なんとか探し出してみてくださいませ!

私はいつも「新しい本を売ってる本屋さん」で
いっぱい本を買いたいと思うのですが
(作家さんに敬意と感謝の気持ちを表したいので)
諸事情があってもっぱら「古本屋さん」がメインです。

古本屋さんと新しい本を売ってる本屋さんの違いは
「値段」と「発掘感」にあると思っています。

「値段」についてはプレミアがついていたり
百円均一になっていたりとみなさんもご存知のように
古本屋さんはかなりピンキリの世界ですよね。

そして「発掘感」についてですがこれはやはり
新しい本を売ってる本屋さんには無い感動です。

「その日その時たまたまだけど出逢ってしまった」

古本屋さんだけでなく私は今まで生きてきた中で何度となく
こういった「ここで会ったが百年目」に遭遇しています。

うちの雑貨屋もよくお客様に言われます。
「もうこれは目が合ってしまったし連れて帰ります!」と。
(勿論無断で連れて帰りはしませんが)

コレですコレ!
金銭的な問題ではなくそこだったのか!(今更納得しました)

という訳で実はこの本、以前古本屋さんでたまたま見つけて
本棚に並べてあった所謂「積ん読」になっていたのでした。

インド関連の本はこれまでにも何度か紹介してきましたが
私の本棚にある本の中で1番多いのがインド関連本です。

そう、私がインドに呼ばれるその日まで
私のインド本集めに終わりは来ないので増える一方。
(多分インドに行ったら行ったでまた増えると思います)

この本が発行されたのは昭和57年。(文庫になったのは昭和59年)
私が生まれたのは昭和53年・・・ということは当時の私は4歳。

日本がまだ消費税も導入されていなかった時代のインド。
(手元の本に¥420と当たり前に書いてあって懐かしくなりました)

著者である峰さんはインドのニューデリーにある
日本人学校に外務省派遣教員として
1975年4月から1978年3月まで勤務されていました。

私の少ない知識とネット上にあるインドの歴史を
あわせてみると峰さんが赴任された当時のインドは
パキスタン・バングラデシュの3国で戦犯釈放などの
協定が結ばれたばかり、地下核実験がされたり
インディラ・ガンジー首相が選挙法違反で有罪になったり
(えん罪だったようでまた同じ年に無罪となったようです)
と波乱だらけの時代だったようです。
改めてインドの歴史って面白いですよね。

そんな当時の時代背景を少し書いてみましたが実は
この本には当時の事件や歴史的事実などはあまり書かれていません。

だけれど「一人の普通の日本人教師がインドで感じた事」を
とてもストレートに、そして正直に書かれているのです。

それはまさしく私が知りたかったインドでした。

旅行者でもなく、インド通でもなく
日本人であることをエラソーに書く訳でもなく
一人の人間として、教育者としてインドの地で暮らし
そこに住むインド人や日本人の子ども達を通して
「人間」というものを考えたり新たな問題にぶつかる姿。

私が面白いと感じたエピソードはこの本の中に
いくつもありますがその中でもここ。

『 インドに住んで毎日を楽しく過ごすには、
  インド人と親しくなり、インドをよく知り、
  インドを理解することだと私は思う。
  けれども現実はなかなかそうはいっていない。
  インドに来てインドの貧しさに驚き、
  それがそのままインド人を蔑むことになれば、
  特に将来性ある子供たちの場合には大変な問題だと思う。

  悲しいことに日本人学校の子供たちの態度を通して、
  私は彼らのインド人への蔑みの目を何度も見た。
  私には耐えられないことだった。

  校庭で子供たちといっしょに昼食していると、
  近くの道路をトンガという馬車が走って行く。
  私はこう言ったことがある。

  「あれに乗ってみたいね。涼しそうだね」
  「先生、あれは貧乏人が乗るんだよ」

  という言葉が一年生の子供からごく自然に帰ってきた。
  「貧乏人」という言葉が何の抵抗もなく発せられる子供に、
  私は恐れを感じた。                  』

インドは日本と違ってカースト制[ジャーティー制]がありました。
(敢えて過去形にします。)それはご存知の人も多いだろうけど
職業ごとに決められた結婚や礼儀や職業などを守らねばならない
という制度でその身分の違いは肌の色や所作からわかるとも
言われています。日本と違う所は他にもたくさんあるけど
これは本当に大きな違いだなぁと思います。

職業によって分かれているということは
具体的に言うと身分の高い者は「掃除」や「運転」や
「料理」はしないし、それはしてはいけないことで
つまり「それをするべきは他の者」ということなのです。

インドに来て前任の教師から引継ぎで入居した家にも
「掃除人」や「小使い」や「庭師」がいるのですが
(↑これらは本文にでてくるそのままを敢えて使っています)
その人たちとの生活を通して見えてくる真実。

人間としての常識と思っていたものが揺るがされたり
でもそれは違う、と尊厳を見直したりの葛藤の日々。

「インド人」としてではなく
「人間」としてつきあっていきたいと願う峰さん。

親の海外赴任中だけの日本人学校だから、と
子どもにとって大切な時期を駄目にしたくないと思う峰さん。

インドで子ども時代を過ごしたのに
インドのことを何も知らない(知ろうともしない)のは
間違っている、と歴史の教育に取り組む峰さん。

この本は教育関係者だけではなく
インド好きだけではなく
様々な年齢といろんな職業の人に
ぜひとも読んで欲しい大切な一冊だと思いました。

いつものごとく私の言葉がつたないのが申し訳無い。

この本の1番最後に出てくる日本の某企業の人が
私は許せない。峰さんもさぞかしがっかりしたことと思う。

それにしても私の紹介したい本はいつもamazonに無いのが困ります・・・。

AKANE

さわやかタイ読本

            さわやかタイ読本―国際奇人変人都市・バンコクへようこそ!

●さわやかタイ読本●
クーロン黒沢 皿井タレー 
エポック伊藤(著) 大田出版 ¥1764

彼らを知らずしてアジアを語るなかれ?!

私がクーロンさんを知ったのはもう5年くらい前。
どす黒くて(失礼)濃すぎる内容の本に
私の本能が警報を発令し直感で惹かれてしまいました。

今回オススメする「さわやかタイ読本」が
クーロン作品初見では無かったのですが
誰かに貸したまま帰ってきてないようなので
まず一冊目はこちらを紹介しようと思います。

初めに申しますとこの本はちっとも
「さわやか」ではありません。

むしろ正反対の「ダーク」です。
そういう所がクーロンさんなのです。多分。

表紙を大きくして見てみてください。

『国際奇人変人都市・バンコクへようこそ!』
この時点でひく人はひいてしまいます。

オモテ表紙の写真を1つずつ見てみてください。

◇大人気の「日本語Tシャツ」を着た女の子。
『変わります。5』ってTシャツ着てます。
◇怪しい宇宙人や多分その仲間と思われる女性がいます。
◇ヤバイ笑い方してるおかしな人形がいます。
◇多分「喉仏」があるであろう女性が踊っています。

ウラ表紙の写真を1つずつ見てみてください。
(※ネットでは多分どこに行っても見られませんのでぜひ現物を)

◇怪しく光り輝くネオン街です。
◇ネオン街に繰り出す前に欠かせないドリンク類ですね。
◇一見普通に見える屋台です。
◇青いカバさんがヤバめな表情で口から何かを垂れ流しています。
◇何もかも真っ赤な名物オジサンが誇らしげに立っています。

やはり表紙は語るものですね!

『 買い物ツアーのOLさんから、
  やさぐれバックパッカーまで・・・・・・
  タイに興味津々な万人に贈る、
  クーロン黒沢とその仲間たちによる
  決定版バンコク・ディープスポット・ガイド!! 』

期待を裏切らない「さわやかタイ読本」です。

というか本当に「地球の歩き方」やガイドブックにはない
ダークでディープでクールで使える情報がたくさんあります。
その反面どうやっても使えない(使いたくない)情報も多いですが。

バンコクのクーポン食堂情報(←これは使えます)
伝説のジュライホテルのその後情報
まっとうなバイヤーは絶対行かないだろう「泥棒市場」情報
ラジコンとプラモデルマニアの方に大ウケのサーキット場情報
すでに閉鎖されてしまった見世物小屋情報
「怪しすぎる」ナイトスポット・夜景情報

などなど盛り沢山です。

私が雑貨屋だからって油断して気軽に読んだりはしないでください。

※過激な表現や危険な内容の「さわやかタイ読本」ですので
心の清らかな方にはオススメできませんのでご了承下さいませ。

それでももし気になってしまった方は購入前にぜひとも
著者たちのホームページをご覧になってから再度ご検討下さいませ。
(なら紹介するな!と言われそうですね・・・ごめんなさい)

私はクーロンさん大好きです。
誰がなんと言おうと。

クーロン黒沢さん「告知君」
(BLOGは3/18現在、トップの記事がヤバすぎでリンクを諦めました)
http://www.hehehe.net/users/kowloon/

皿井タレーさん「メイドインタイランド」
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/9663/

アジアの混沌が好きな貴方にこっそりオススメ致します。

AKANE

仕事、三谷幸喜の

            仕事、三谷幸喜の

●仕事、三谷幸喜の●
三谷幸喜(著) 角川書店 ¥420

私が三谷さんを知ったのは高校生の頃です。

当時つきあっていた1歳年上の彼が芝居大好きな人で
勿論私もお芝居が好きだったので(当時はなんでもヤリマシタ)
恋と共にますます芝居に落ちて(!)いったのでした。

そんな彼が当日券に並んで観たと言っていたのが
東京サンシャイン・ボーイズ。

実はこの劇団、今はお休みをしています。

2024年に復活するのです。
公演名は「リア玉」。王じゃなくて玉。

出演者はみんな50歳を超えています。

そう、この劇団こそ三谷さんの原点なのだと思います。

ここ最近はテレビの世界での活躍がまた多くなっています。
ご存知の方も多いだろうと思うけれどいくつかをご紹介。

◇大河ドラマ「新選組」
◇ドラマ「HR」
◇ドラマ「王様のレストラン」
◇ドラマ「古畑任三郎」
◇ドラマ「やっぱり猫が好き」
◇映画「ラヂオの時間」
◇映画「みんなのいえ」
◇映画「竜馬の妻とその夫と愛人」

などなどなど。
その他あまり評判が良くなかったドラマや映画も若干あります(苦笑)

でも三谷さんはやっぱり私の中では「お芝居の人」なんですね。

彼の戯曲は発売されていないのがほとんどです。
それは彼の拘りだから。(賞を取ったものは出版されています)

私がお芝居にハマりまくっていた時期はいろんな人から
ザリザリ画面になってしまったビデオを借りたものでした。

罠、ショー・マスト・ゴー・オン、天国から北へ3キロ
君となら、12人の優しい日本人 その他たくさん。

今もお芝居を観るのは好きなので一年に数回観劇しています。
だけどBSなどで放映が決まるとまずは友達に録画願いです(笑)

三谷脚本で私が実際に舞台を生で観たのは
残念なことに「笑いの大学」1本のみです。

プレビュー公演(ゲネプロのようなものなので通常より多少安い)
でしかも初日だったので三谷さんも観に来ていました。
帰り道、エレベーターが一緒だったのでミーハー丸出しで
サインをお願いしたら所謂「サイン」ではなくて本当に「署名」という
感じの素朴な字でフルネーム書いて頂いたのを覚えています。
(現物は当時つきあっていた彼の家に置いてきてしまいました…残念)

この本は四年前に出版された本なので
ここ数年の「仕事」は載っていません。

だけど貴重なお話がたくさん載っています。
何より「ご自身が振り返って書かれたこと」が魅力です。

三谷さんが中1の頃に書いた「そして誰もいなくなりかけた」。
初の上演作品だったそうですが手書きの原稿で掲載されています。

・・・字が汚い(笑)

笑いあり涙あり、優しくて強くて
繊細で熱くてほどけそうでほどけない。

三谷さんの作品を観る(読む)度にどんどん三谷さんを好きになる。

私の大好きな小林聡美さんが奥様だということもプラス点(笑)
彼女の本もいつかここで紹介したいと思っています。

あ、もう1つプラス点は、これまた私の愛して止まない
「唐沢寿明」さんも三谷作品によくご出演されている点です(笑)

彼の作品を観る度に幸せになる。

心が渇いてしまったかなぁーと思ったら潤すべし、三谷作品で。

いつもちゃんと「本の紹介」になってなくてごめんなさい。

※作品に敬意を表する意味で「ノンフィクション」カテゴリーに入れました。

AKANE

タイ怪人紀行

            タイ怪人紀行

●タイ怪人紀行●
ゲッツ板谷(著)鴨志田穣(写真)
西原理恵子(絵) 角川文庫 ¥630

私は勢いのある文章が好きだ。

でも勢いだけじゃイヤだ。
作者の意図の元スラスラ流れるように惹きこまれて
気づいたらストーン!と落とされるようなのがいい。
なんてワガママな一般人の私。

東京立川市に住むゲッツ板谷さん。
(同じ西多摩在住民としてほんと嬉しいです)
SPA!やパチスロ必勝ガイドで連載してるゲッツさん。
西多摩の旨い店を色々知ってるゲッツさん。
サイバラさんにエライ描かれようなゲッツさん。
舎弟(ん?)思いのゲッツさん。
自らもフリマ出店するフリマ好きのゲッツさん。

荒武者のようなカメラマンのカモちゃん
(サイバラさんの元ダンナ様)と
出発前の空港でおやつの柿の種でも忘れたかのように
ビザを忘れたことを笑う担当編集者のハセピョン。
この3人の強烈なメンツで21日間のタイ旅行へ。

旅立つ前から何か起きなきゃ逆におかしいくらいのこのメンバー。

別名「麻薬更生寺」で怪しい液体を飲むゲッツさん。
写真の下のキャプションには『例の液体を一気にあおるオレ。
この苦痛を歌手に例えると前川清が抜けたクールファイブ』
って・・・苦痛を歌手に例えるところから間違っちゃってます。
というかもうそこかしこから天才の匂いぷんぷんです。

今回オススメするのはタイ怪人紀行ですが
他にインド、ベトナムの怪人紀行もあります。
そして「バカの瞬発力」「直感サバンナ」「板谷バカ三代」
などなどエッセイ(というかなんというか)もかなり面白いです。

ゲッツさんの文章はパワフルで強くて優しくて
最初は戸惑うけどハマってしまうと恐ろしく面白い。

読んだ後の底知れぬ爽快感は抜群です。

サイバラさんやゲッツさん、そして鴨志田さんは
3人ともそれぞれ本を出されていますが
私のまわりの評価も本当にそれぞれで面白いです。

「言葉が辛辣すぎる」
「乱暴すぎ」
「怖い」

などなどこの3人の面白さをわかってくれる人が
実は近くにいません。すごい寂しい。

私は乱暴者じゃないですがこの3人を(ってまとめて言うな?)
乱暴者だなんて思わないし言葉は確かにちょっとキツイけど
ちゃんと読めばめっちゃ愛があるのがわかると思うけどな・・・
って心の中で密かに思っています。ほんとだってば。

なんでこんなに面白いんだろう。

最後にキョーレツな帯の一言をご紹介します。
『「暑い暑い」ってゲッツさんデブなんだもん 上原さくら』

都会の生活に疲れてしまったみなさん
貴方も西多摩発ゲッツワールドに転がり落ちてみませんか?

これだけ言葉を考えても書いてもまるで紹介できてませんね。
あーうー。精進しまっす。

とにかくゲッツさんにはこれからもじゃんじゃん
いろんなとこ行ってバリバリ書いてもらいたいです。
もっと読みたい!いつも勝手にパワー貰ってます。

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最近更新&レスがのんびりになっています。
ランキングとかあんまり気にしないで
マイペースで行く事に決めました。
長続きさせたいのでゆらゆら行きます。
どうぞこれからも細々と宜しくお願い致します。

あ、ノラネコが外でケンカを始めたので見にいってきます。

AKANE

葉っぱ

            葉っぱ

●葉っぱ●
銀色夏生(著) 幻冬社文庫 ¥560

私が銀色さんを知ったのは13年前。
中学生だった頃の私に銀色さんを教えてくれたのは
そう、私にとって今も大切な存在のさとこだった。

私は詩や散文が好きだ。
言葉は少ないのに読み手の想像力も加算されるから
長編小説にもドラマや映画にも負けない力がある。

読み方が自由なのもいい。

ただ言葉を素直に受け取るのもいいし
その言葉から連想(回想)されるモノに繋げてもいい。

だから文章に余裕を持たせてある気がするのだ。
読み手の気分やその日の体調次第で印象がクルクル変わる。

それは詩の読み方として間違っていると言われてもいい。
私は私の方法でしか「言葉」を受け取れないのだから。

余談だが、私の母校では入試に国語と算数のテストと
面接、授業を受けての感想文の他に「表現」がある。

体育だったら「マット運動」
音楽だったら「歌」
美術だったら「絵画」

そんな感じでそれぞれの科目ごとの「表現」を
受験者はどれか1つ選ぶことになっている。

私は国語の「朗読」で入試に挑戦した。
(星野富弘さんの詩でした)

入試のどこで私が評価されたのかはわからないけど
私は無事に母校、自由の森学園中学校に入学し
そのまま高校も飯能の山奥にある学校に進学した。

「学習発表会」という学期末の節目にある
生徒主体のイベントがあるのだけどそこでも私は
「朗読」を自ら選んでいた。今思うと少し不思議だ。

なんだってそんなに「詩」ばかり読んでいたのだろう。

話を元に戻して今日オススメの銀色さんの「葉っぱ」。

銀色さんは写真家でもあるから今まで出版された
本の中にも詩+写真という構成が多い。

タイトル通り銀色さんの目に映る葉っぱを
写真と文章で切り取った本なのだけど
その詩と写真を読み進めていくうちに
心がスッとなっていく感覚を味わう事ができる。

それは冷めていくとか覚めていくとかそういうのとは違う。

寒い夜の遅くまで職場に残業して
一人で会社(店)を出たその瞬間に似ていると思う。

つい今しがた振り出した冷たい雨。
無機質なモノたちと自らを縛り付ける何者かからの開放感。

冷たい空気が肺まで落ちてくる感じ。
でもそれはすぐに温かい息になってまた外へ吐き出される。

詩を読むのは歩くのに似ている。

駅までの道のりを自分のペースで歩き出す感じ。
自分の靴音と時々すれ違う車のシャーッという音を感じながら
右、左、右、左、右、左、右、左。

目から入る情報と脳みそを流れる記憶とのせめぎあい。
アスファルトに張り付いた落ち葉。

人間は誰もが詩人だと思う。
そして言葉とは本当に偉大な発明だと思う。

またまた余談だが私は某SNSで
「ポエムポエマーポエミスト」という
コミュニティ(小さな掲示板のようなもの)を作った。
何もかもが間違っちゃってる感じの
「飛べない小鳩」たちの為の止まり木。

そこは主に「恥ずかしい詩」を披露する場なのだけど
バカにするでもなく批判するでもなく「恥ずかしさ」を
純粋に楽しむ為の小さな小さな居場所だ。

恥ずかしい詩と秀逸な詩は紙一重なのだけど
「きゅぅぅぅぅっ!恥ずかしいっ!!!」という
詩ならではの感動を楽しむのが目的だ。

読み手の体調や気分でクルクル表情を変える詩たちは
私の生活を時々リセットしてくれる。

詩の世界は広くて深い湖みたいだと思う。

私がこんなにも詩を好きになったキッカケの人、ありがとう。

[今回「余談」多すぎですね。ちょっと反省。しかし今、手元に
ある詩が少ないので実家から持ってこようと改めて思っています。]

AKANE

熊谷突撃商店

            熊谷突撃商店

●熊谷突撃商店●
ねじめ正一(著) 文藝春秋 ¥1733

私の中の「理想の女」像は実に様々だ。

作家で言えば例えば田口ランディさん。
(実は大好きなのに恐れ多くてご本を紹介できずにいます…)
家族を持ちながらも日々を驚いたり楽しんだり
フットワークの軽さと柔軟さにとても尊敬しています。
勿論執筆の苦労も多大にあるだろうけど私の憧れの女性。

例えば銀色夏生さん。思えば私の中学生時代の夢は
「詩人兼作家兼アーティスト兼シンガーソングライター」だった。
しかもそんなにいろんな職を持ちながら南の島に住んでいること。
(銀色さんが南の島に住んでる訳ではありません)

今日ご紹介するこの「熊谷突撃商店」の熊谷キヨ子さんも憧れの人。

女優、熊谷真美さんと松田美由紀さんの母であり
それはつまり松田優作さんのお母さんなのだ。

紡績工場で働くキヨ子は二十歳で結婚をする。
カミソリで顎まで切ってしまうような「ダメ男」の夫と
やがて女優になる娘たちを抱えながら洋品店を切り盛りする。
ウィンクしないニセダッコちゃんを売る「ダッコちゃん戦争」
をも潜り抜け、夫に振り回され続けそれでも心から夫を愛した。

浮気を繰り返す夫に半狂乱になりながら言い寄るが
不思議と別れる気にはならなかったという。

『 佐智子(キヨ子の姉)は「別れなさい」と言い、
  「子どもに引きずられて別れられないというんなら、
  間違ってるよ」と言うのだが、それは違う。
  商売でもまして金でもなかった。
  世の中に熊谷俊男という男は二人といない、
  そのことがキヨ子を俊男から離れさせないのだ。 』

この人の女っぷりに惚れてしまった。

鏡の前で一人、下着姿で「うっふふん」と言うしぐさも
自分の亭主を寝取った相手の家に押しかけ叫ぶ姿にも。

キヨ子は決して「強い女」ではないのだと思う。
だけど愛に溢れている人なのだ。
それは時に「弱さ」となってキヨ子を襲い
「底抜けの明るさ」になってキヨ子自身を救う。

残念ながらもうキヨ子さんご本人にお会いする事はできない。

だけど私は、自分がこの本に出逢えたことに
キヨ子さんの人生に少しでも触れられたことに感謝したい。

「女に生まれて良かった」
「こんな女になりたい」

そんな風に思わせてくれる私にとっては衝撃の一冊です。

[この本を原作にした熊谷真美さんの一人芝居もあります。]

AKANE

水木しげるの妖怪探検-マレーシア大冒険-

           水木しげるの妖怪探険―マレーシア大冒険

●水木しげるの妖怪探検 -マレーシア大冒険- ●
水木しげる(絵) 大泉実成(文) 講談社文庫 ¥730

また妖怪話でごめんなさい。
最近特に好きなのよね妖怪が。

雑貨と妖怪には実は切っても切れない関係があります。
なんていうとコジツケのようにも取れますが・・・(笑)

以前ここでオススメした水木さんの本とは違い
今回ご紹介するこの本は大泉実成さんという方が書いています。
(まえがきで水木さんは「大泉ナニガシ」と呼んでいます)

マレーシアの先住民族セノイに会いに行く為に結成された冒険隊。
水木さんはこの旅行当時72歳だったというから驚きです。

セノイは独自の「夢見の方法」を持っているとのこと。
今や日本ではうらないブームでネット上でも「夢判断」などが
さかんですがセノイの場合はこの「方法」で精神的な健康を保ち
平和なコミュニティを作り上げているのだそう。

大泉さんはルポルタージュ作家として今までに
様々な分野のご本を出版されている方でセノイの
「夢見の方法」夢見論についても研究されている方。

この本では「どうして水木さんと冒険することになったのか」
「水木さんの奇怪ぶり」「水木さんと妖怪とアニミズム」
「先住民の生活と文化」などなど水木ファン以外にも充分に
楽しめる内容になっています。(水木さんのヌード有り!笑)

「世界には千の妖怪(妖精・精霊)がいる」と仮説をたて
セノイやジャ・フーの人たちと妖怪話で大盛り上がり。

水木さんの描いた妖怪を見せると人々はこう言うのだ。
「あ~これも見た事あるよ」

ノーベル妖怪賞をぜひ水木さんに!と
楽しみながらも翻弄される大泉さんと取材班。

シャーマンに会って儀式に立ち合い突如踊り出す水木さん。
素っ裸で行水する水木さん。辛い物を食べて身体で表現する水木さん。
何体もの精霊像を見極め次々と大人買いしていく水木さん。

そう、ここでやっと「雑貨」と「妖怪」の関係が出てきましたね(笑)

精霊像を手彫りする人々は精霊のお告げによって
その像を作り、病気や災いから守ってもらうのだと言います。

お守りや祈りは文化や生活の違いは
あっても世界中に共通するもの。

『 科学と合理主義の社会に生きていると、
  時にココロが疲れ果て、めげてくる時がある。
  そんな時、セノイが教えてくれたように、
  自分の中の妖怪たちとうまくつきあうことが
  できると、ココロが元気になってくるのではないか。 』

妖怪の筆頭のような水木さんにただただ驚かされ、そして
なにより水木さんの言葉についつい笑顔になってしまうのです。

大泉さんの驚きや水木さんへの思い、
セノイや妖怪、自然への気持ちが伝わる素敵な本です。

今の日本に必要なのは妖怪なのかもしれない・・・
ココロの中の妖怪と会いたい人はぜひ読んでみて下さい。

AKANE

理想のインテリアと雑貨

            理想のインテリアと雑貨

         ●理想のインテリアと雑貨●
         吉沢深雪(著) 講談社 ¥1470

多分ですがこのBLOGを訪れて下さってる方の多くは
「本好き」もしくは「雑貨好き」なのだと思います。
(一応ここは“本業雑貨屋が本を紹介するBLOG”なので)

私は雑貨屋ですが雑貨大好きです。

他の雑貨屋さんを偵察(ほとんど趣味)に行っては
心の中で「おおお\(◎o◎)/!」と熱く叫びながら
冷静にディスプレイや内装などを見て喜びます。
友達の家に行っても使いにくい部屋をうまく使ってると
そのアイデアや想像力に驚かされるし尊敬します。

そして勿論喜んだり驚いたりするだけじゃなく
できれば自分もその小技を盗みたい・・・

今日ご紹介する本はうちの店のテイストとは違い
どちらかというとアメリカンカントリーや
ナチュラルに近いのではないかと思います。
(白・青・木製の色使いが基本な感じ。)
つまりいわゆる“エスニック”ではないのです。

著者名でピンときた方もいると思いますが彼女は
かなり有名なほんわか系のイラストレーター。
私も実は彼女のポストカードや雑貨を持っています。

エスニックではないけどアイデアと彼女の個性が
満載のこの本は私にとっても大切な一冊です。

「インテリア」関連の本は毎月数え切れない程に
出版されているし、その形態もさまざまです。

読者の家を取材する形から雑貨屋紹介、有名人のお家
インテリアコーディネイターに解決してもらうもの
とにかく「インテリア」に関する書籍は山のようです。

さてそれはどうしてか。
住む家の間取りは色々だし、ましてやそこに住んでる人の
好みや使い勝手は十人十色だから。予算や方向は様々です。

みんながみんな満足する間取りの家に住んでる訳じゃないし
持ち家なら自由も利くけどほとんどが貸家な訳で
居心地よく使い勝手もよく気持ちいい部屋にしたいけど
敷金が返ってこなきゃマズイしそんなにインテリアに
お金をかけられないしな~というのが現状でしょう。

私もそうです。
仕事で雑貨に囲まれてはいてもついつい物が増えてしまうし
あーしたいこーしたいはいっぱいあってもなかなかできません。

他人から見ればくだらない雑貨も自分にとっては宝石。

だけど日常使うものじゃないから残念ながら部屋の片隅や
押入れに入れてあるけどできれば毎日それを見て過ごしたい・・・

できればいつでも綺麗にして人を呼べる空間に
したいけど荷物が多くて収納下手だからなぁ・・・

夜遅く帰ってきてお風呂と睡眠だけの空間だから
せめて休日だけでも心休める部屋にしたいけど・・・

インテリアへの悩みは尽きません。

うちの店にも間接照明や布使いについて
賃貸マンションだけどできる簡単な模様替えについて
色々お話をされるお客様は多いです。

『小さなことから始めて素敵に暮らす部屋作り』

この本には簡単に手作りできる雑貨紹介や
役に立つお掃除術なども紹介されていますが
それだけではなく「イメージすること」が大切だと
書かれているのです。住みたい家、気持ちの良い部屋
自分だけのテーマを持って、インテリア雑貨を探し
理想のものがなかった時には自分で作っちゃう。

そう、自分だけのインテリアを作ろうという発想。

考えたり何かを参考にしたりって楽しいですよね。
そしてちょっと面倒ではあるけれどモノ作りって意外と楽しい。

いつか私も自分好みの家が欲しいなぁと思いつつ
今日も「そろそろ片付けしなきゃ・・・」とか言ってます(笑)

まずは綺麗に整頓するところから始めなきゃなぁ・・・
現実問題はいつもそこからです。

AKANE